けいぽんの犬映画三昧vol.1 『サージェント・ペッパー ぼくの友だち』
社会の荒波(まだまだ甘い?)にもまれていると、
「ああ、犬になりたい。」時々そう思うものです。
思いっきり飼い主に甘えられて、可愛がられて、昼寝もできて…
そんな幸せな人生、一週間でもいいから、過ごしてみたいわ…なんて。
みなさんも、幸せそうなワンちゃんを見て、
一度、いや、もしかしたら、私のように何度もそう思っている人もいるのでは???
しかし、本作『サージェント・ペッパー ぼくの友だち』の主人公である、トラの着ぐるみしか身に着けず、
友達もカメだけ…という一見風変わりな子供
6歳のフェリックスくんは、そんな甘ったれた人間ではなく、
「人間は意地悪。だから僕は人間になりたくない! 犬になりたい!」
とシュールな発言で、大人をドキッとさせます。
心配する母親に、発明家の父親は「イマジネーションが豊かなだけだ」と言うけれども、
フェリックスの方がよっぽど現実的だったりするわけで…。
この着ぐるみ少年から教わることも多々あり、
結構恥ずかしい大人だなあ…と自分を振り返ったりもできる作品でもあります…とほほ。
そして注目すべきは、犬のサージェント・ペッパーの演技力。
飼い主のおじいさんが死んでしまった時の落ちこむ姿、
フェリックスと話す時の表情…
すべてが「もしやCG?」と思わせるほど。
見え隠れするつぶらな瞳も、多くを物語っており、
そんじゃそこらの犬、いや、俳優さえも顔負けの演技力で観客を驚かせます。
ただの犬ではないはずですが、
どこの犬だかは分からずじまい。無念。
そしてなんと、ペッパーはフェリックスと話すことができるのですが、
声がおじさんなのがツボ。
動きはものすご~くキュートなのに、話すとおじさん。
そこがおとぎ話感を感じさせない、にくい演出の一つ(だと私は思う)。
最初は「?!」と度肝を抜かれますが、
その究極の癒しヴォイスは、長い時間を経た今でも忘れられないほどに
耳に焼きついて離れないのであります。
かく言う私がおじさん好きかと言うと、謎ですが…。
ドイツ語がこんなにやさしく聞こえる映画ははじめて。
(ドイツ映画というと、ほとんど戦争物ばかり観ているせい?)
ヨーロッパだけあって、映像もとってもおしゃれ~です。
TSUTAYAにもしっかりチャイルドコーナーに置かれていていますが、
子供向けだからとて、あなどるなかれ!
子供から大人まで、犬好きならずとも楽しめること間違いなしの作品です。
ぜひぜひこの週末にご覧あれ。
☆けいぽんお気に入りシーン☆
パパの発明で満たされた幸せなフェリックスの家での
フェリックスがシャワーを浴びるワンカット。
ずぼらな私は、あんな装置に大きな憧れを抱いてしまう…
しっかりしなくては!!!








